変額年金保険の特徴

変額年金保険の最大の特徴は、運用消費であるということです。変額年金というくらいなので、実際に年金が変額となります。つまり、受給されるお金が変動する可能性があるということです。

 

ここでひとつ、疑問が生じるかと思います。「保険金が変動するのであれば保険料はどうなるのか」という点です。保険料を一定の額納め続けていて、そこで年金だけが変動するというのはなんだか妙な話ですよね。

 

ですが、実際にはそういった事はほとんどありません。というのも、変額年金保険の保険料は基本的に一時払いだからです。一度に全額支払うという事ですね。

 

例外もありますが、多くの場合は一時払いとなるので、かなり人を選ぶ年金と言えるでしょう。そういう意味では、変額であるという以上に、こちらの方が消費者にとっては最大の特徴と言えるかもしれません。

 

保険の一時払いというのは、よほど財政的に余裕があるか、大きな額の収入があった場合でないと、なかなかできません。ですが、その中でも一般人が利用する機会はそう少ないわけではありません。というのも、多くの場合、この変額年金保険は「退職金」を利用する事になるのです。退職金をそのまま変額年金保険の保険料に充てるというケースは結構見られます。ただ、投資信託という一面を持っている以上、リスクがあるという事は常に頭に入れておきましょう。年金という言葉から、リスクに対して軽視しがちな年配の方が多いのも、ある意味特徴といえるのです。